女性はモデルのように細くて長い足に憧れたことが一度はあるのではないでしょうか。
特に日本人は下半身太りの人が多く、ミニスカートや細身のパンツをスマートに着こなすためにも脚痩せに努力されている女性も多いと思います。
浮腫んでいつもより太く見えたり、ソックスや靴が窮屈になってしまうことも多いですよね。
自己流ダイエットや部分痩せエクササイズでは効果が出にくく、痩せなくていいところが痩せてしまい、肝心な足が細くならない…というお悩みもよく聞く話です。
原因と改善ポイントを知って正しく足痩せを目指しましょう。
座りっぱなしや立ちっぱなしの方は浮腫みの悩みも多いです。
同じ姿勢をとり続けると血液やリンパの流れが滞ってしまうからです。
心臓は血液を送るポンプ役ですが、全身に送られたリンパを戻すポンプ役は脚の筋肉です。
特に下半身は心臓から遠い上に重力も加わり、老廃物を含んだ静脈やリンパの流れが滞りやすくなり、これが浮腫の原因になります。
一過性の浮腫もありますが、脚の筋力が低下している人はリンパや老廃物を押し出す力が弱いので浮腫みやすいです。
血流が悪い状態になっているということなので、その他の不調に繋がる原因にもなってしまいます。
足にたるみがあったり、膝の上にお肉が乗る方は脂肪太り。
脂肪太りは食べすぎや運動不足が原因です。
糖質や脂質の多いハイカロリーなものが好きで、活動量が少ないと、摂取カロリーが消費カロリーを上回ります。体内で消費されないエネルギーが足の皮下脂肪にどんどん溜まり脚太りとなります。
放置していると、脂肪細胞の周囲に線維組織が異常に増え線維組織により脂肪が細かく分かれボコボコが現れてきます。これがセルライトです。
皮下脂肪は内臓脂肪に比べて痩せにくいと言われているので要注意です。
運動不足で筋肉が少ないと足の筋肉低下により、リンパ節から水分や老廃物をうまく流せなくなります。
重力から下半身の血管は上半身に比べても数倍太く、流れる血液量も多いので、体内に余ったエネルギーが過剰に届いて皮下脂肪がつきやすくなります。
筋肉量が少ないと基礎代謝量も低いので痩せにくく太りやすい体質になります。
過去現在にスポーツを習慣にしていたり、日常的にハイヒールを履いている方は一部の筋肉だけを酷使している状態になり、太ももやふくらはぎが肥大してしまう事があります。
姿勢が悪く骨盤が歪むと筋肉のつき方のバランスが悪くなる原因になります。
長期間悪い姿勢でいると骨盤が歪み腿の前側や外側だけを使ってしまいその部分の筋肉がついて肥大してしまいます。
反り腰で骨盤が前傾している方は特にハイヒールを履く方が多いですが、太ももが内側にねじれやすく内股になりがちです。
太ももやふくらはぎの外側ばかりが張って、一部の筋肉だけが発達しバランスの悪い足の形になってしまいます。
筋肉は全身繋がっています。立ち方・歩き方だけでも全身を意識した姿勢や動き方を心がけると自然と身体のラインが変わってきます。足にかかる負担や重力が軽減され、脚痩せに繋がっていきます。
特に下半身の筋肉のトレーニングは全身の筋肉の中でも大きな筋肉が集まっているので、正しく鍛えることで基礎代謝を高めて全身が痩せやすい体になる一石二鳥の効果があります。
普段の動作では使いにくい太ももの裏側や内側をトレーニングで鍛える事によって太ももの引き締め効果が抜群です。
太ももを触ったときにタプタプと柔らかいところが多い方は要注意!
どんなトレーニングがあなたに合うかは、トレーナーのサポートのもとで行う方が効果的に美脚が手に入れられるでしょう。
下半身の筋トレの定番はスクワットですが、スクワットで鍛えられない内腿部分をサイドランジではしっかり鍛える事ができます。
バランスのいい美脚を作るためには両方使い分ける事が大切です。
サイドランジは体のバランスを保ちながら内転筋を使うので内腿の引き締めに加え、体幹の強化にもなります。
内転筋が鍛えられることによって、内腿に隙間ができたりショートパンツやスキニーの似合う美脚をつくることができます。
大臀筋も鍛えられるのでヒップも上がり、全身のバランスを美しく見せることもできます。
大腿四頭筋 ハムストリングス
定番のスクワットは、太ももをメインに脚全体を含めた全身のトレーニングになります。消費カロリーが高いことと、太ももやせ、ヒップアップにも効果的です。
猫背など姿勢に注意して太ももに刺激が入っていることを実感しながら行います。
太ももの内側を引き締め、ふくらはぎをスッキリさせ、お尻を引き上げる効果から、全体的に足が綺麗に長く見られるようになります。
下半身が痩せにくいという方も多いと思いますが、普段の日常の動作では使いづらい部分をワイドスクワットでアプローチしていくことにより、下半身スリムが実現していきます。
太ももは体の中でも大きな筋肉がついている分、筋力アップが代謝アップになり脂肪燃焼に効果的です。
お尻を効果的に鍛えるバックキックでは、弛んだお尻周りをヒップアップさせること、姿勢が綺麗になる、基礎代謝向上、ウエストや太ももの引き締めなど他の効果への相乗効果が期待できます。
バックキックを行うときはお尻よりも高い位置に足を上げることを意識して、膝を曲げないよう、呼吸に気をつけると効果的にトレーニングできます。
股関節をしっかりほぐすエクササイズを取り入れ、鼠蹊部のめぐりをよくするために伸ばす・縮め流という反復作業で刺激を与えます。持久的に長けた遅筋という筋肉をゆっくり時間をかけて動かします。
リンパの流れに大きく関わっている股関節と内腿を同時に伸ばし全身の巡りを良くした後でトレーニングするとパフォーマンスが上がるので効果的です。股関節の動きが硬い・狭い場合はよくほぐすことが重要です。